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zoom RSS エンジン完全OHのまとめ:ファンデューロのエンジンOH その7

<<   作成日時 : 2010/02/11 17:20   >>

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部品待ちを含めて約4ヶ月に及ぶOHを終え、ファンデューロが帰ってきた。
今回の修理明細書は3枚に及び、作業や交換部品が如何に多かったか解る。既出の件もあるが、OHの内容をまとめてみよう。

<シリンダーヘッド及び動弁系>
ヘッドのOHとして
・排気バルブ2本(1本は破損)交換
・バルブスプリング4本交換
・バルブガイド打ち直し
・バルブシート打ち直し及び擦り合わせ
・シリンダーヘッド下面とシリンダー上面の面研

他に
・カムチェーン交換:6万kmで1回交換したので2回目。前回ほど消耗していなかった。
・バルブクリアランス調整:動弁系を組みなおしたので、もちろん(?)実施。

<シリンダー、ピストン周り>
・ピストンリング交換:TOPリンクは磨耗が大きい(合口0.5→0.3)が、2NDは殆ど磨耗なし(合口0.4で変わらず)
・エキパイ取付部のスタットボルト等の交換:これはかなり早い時期から錆びていた。エキパイを外すときに苦労するだろうと思ったので、交換してもらって丁度良かった。

<クランクケース(腰下)>
・クランクシャフトメタル(ビックエンド)交換:メタルというとコンロッドに付いてるものだと思っていたが、今回交換したのはクランクシャフト両端に付いて、クランクケースにはまるもの。写真のように半円型の大きな痕が1箇所できる等、結構消耗していたようだ。
画像
(それぞれエンジン右側、左側に付くメタル)
・ボールベアリング4個交換:トランスミッションのシャフトの両端に付く物だろう。
・エンジンオイルのドレンのねじ穴修正:単気筒F650のドレンのネジ山はなめ易いそうで、個人的にも幾つか事例を聞いている。幸いリペアキットを使う程酷くなく、ネジ山の切りなおしで済んだ。尚ドレンボルトは交換した。
・オイルポンプ(上側)及び関連部品の交換:このエンジンはドライサンプなので、オイルポンプは上側(エンジンの潤滑用。ウェットサンプのオイルポンプと同じ)と下(フレーム内のオイルタンクへの送油用)の2つがある。上側は交換時期だと見なして交換した。
画像
大きさ(直径)は4cm程。ロータリーエンジンの様な動きをしてオイルを送るらしい。
・ウォーターポンプ及び関連部品の交換:ポンプ関係は樹脂製の歯車が多く、モノによってはかなり磨耗していたので、予防措置として全て交換。
画像
右のスプロケットのようにかなり磨耗(歯が尖っている)しているものもあった。
またウォーターポンプとオイルシールも冷却水とオイル漏れ(というより冷却水がオイルに混入して白濁する、別名「カフェオレ現象」)の懸念があったので交換した。(6万kmでクラッチ交換した際にも、同じ理由で交換していた)
・アウトプットシャフト及びドライブ(フロント)スプロケット交換
画像
これにギヤが付いて、もう一組のシャフト/ギヤと一緒にトランスミッションになる。左端のスプラインにドライブスプロケットが付く。
心配していたスプラインの磨耗よりも、オイルシールと擦れる部分の磨耗(写真の矢印の筋)を問題視して交換した。ここからオイル漏れするケースが単気筒F650(GS系含む)ではよくあるそうだ。
画像

スプラインは新品同士を組み合わせた方がいいので、今回は新品スプロケットを装着した。尚、外したアウトプットシャフトに手持ちのドライブスプロケット(2万km使用)をはめてみたら、コンマ数mm程度のガタがあった。

<その他>
・勿論ガスケット類は全て交換
・ホース類(水、オイル、ブローハイ等)も経年変化(劣化)を考えて全て交換
・インティークマニホールド(ゴム製)も同様に交換
・タコメーターのケーブルと関連部品を交換
・クラッチケーブル交換
:そういえば数年、クラッチが重かった気がする・・・・
・スパークプラグ交換
・ニュートラルスイッチ交換


ということで、エンジンを実際に開けてみたら距離相応に消耗していたのだなと実感した。
修理するかどうするかを最初にディーラーに相談したときに「ヘッドだけOHしても他が壊れて二度手間になる」と言われたが、その通りだと思う。
但し、シリンダーヘッド以外で「要交換」のレベルに達していたのはアウトプットシャフト、メタル(ビックエンド)、オイルポンプとウォーターポンプくらいで、その他の多くの部品は、今後も長く、安心して乗る為の予防措置として交換した。勿論そうした部品を交換したことに異存は無く、交換するかどうかの確認の電話を貰っていたら「この際だから交換して下さい」と答えただろう。

OHの費用は、工賃・部品代合わせて約48万円になった。
これだけの費用がかかるなら、買い替えという選択もありだろう(BMWの認定中古車で、60万円前後の出物が時にはある)。

まだ20km程しか走っていない時点の感想だが、OHを終えたファンデューロは新車以上と思える調子の良さでだと感じている(OH前にシートレールのクラック修復やメインハーネス交換をしたことも影響しているかもしれない)。
もし認定中古車に乗り換えたとしても、今のファンデューロほど調子の良い個体に巡り合えただろうか・・・・・・・・

そう考えると、腰下OHに踏み切ったのは大正解だった。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
48万円…自分だったら乗り換えを考えてしまいます(^^;
これであと10万キロは闘えますね。

記事を見て思ったのですが、ファンデューロ用のロータックスエンジンって、かなり丈夫な造りしてるみたいですね。
かずぼん@F
2010/02/12 23:12
>かずぼん@Fさん
計算したら今回の修理費は新車価格の6割でした。乗換えを考えるのが普通でしょう。かく言う私は・・(^_^;)

確かにこのエンジンは頑丈と言えそうですね。
消耗品は交換しましたが、主要部品はこのまま使い続けるのですから。元々耐久性が高いのか、BMW向けに耐久性の高い仕様にしているのでしょうか。
まさひさ@管理人
2010/02/13 09:36

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